何となく旦那が浮気しているような気がする。でも、確固たる証拠がない!そのような時には、絶対に問い詰めたりしてはいけません。
なぜならば、本当に浮気していたとしたら、その場をうまく言い逃れして、ますますバレないように用心深く行動するようになるかもしれませんし、実際に浮気していなければ夫婦関係がかえって悪化してしまうことになるかもしれないからです。
もしも、逆の立場で証拠もなしに問い詰められたとすれば、あなたもカッとなって逆ギレしたりしませんか?
ここで重要なのは、怪しいと思ったら確実な浮気の証拠を集め、相手へ浮気の事実を認めさせたうえで、その後のことをきちんと話し合うことです。証拠さえあれば、色々な場面であなたが有利な状況に立つこともできます。
今回は、証拠もなしに旦那を問い詰めてしまった場合に、実際に起こったトラブルや対処法などを詳しく解説していきます。
証拠もなしに浮気を問い詰めた結果は?

実際に浮気を疑った妻たちが、証拠もないのに旦那を問い詰めたばかりに起こったトラブルをいくつか挙げてみました。
つれない態度に
記念日には奥さんへ必ずプレゼントを用意、子煩悩な父親だったのに、ある時から外泊が多くなったと思えば、家族皆に対してつれない態度を取るようになった。さらに、自身の身だしなみをとても気にするようになり、ダイエットまで始めた。
ここで、奥さんが「浮気しているのでは?」と尋ねたところ、もちろん返事は「ノー」でした。この旦那さんは自宅用と仕事用の携帯電話を所有していたためどちらもチェックしてみたところ、自宅用は簡単に覗き見ることができましたが、仕事用はロックがかけられていました。
結局、この夫婦の場合は、奥さんが浮気の証拠を見つけることができず、ひたすら浮気をしていないか質問攻めにしたことで旦那さんの方が完全に冷めてしまい、離婚してしまいました。
もしかしたら、初めに問い詰められた時に、浮気がバレないようにと浮気相手と連絡を取り合っていたと思われる仕事用の携帯電話にロックをかけたことも考えられますね。
証拠隠滅の果てに…
こちらも、結果からいうと離婚してしまった夫婦の例です。
以前に比べ、会社の飲み会や残業、出張、休日出勤が増えた旦那さん、連日のように帰宅時間が遅いことに不安になった奥さんがある日、浮気を疑っていることを伝えると、「証拠はあるの?」と逆ギレされてしまいました。そんなものはありませんから、そのまま黙り込むしかありません。
夫婦の関係はますます距離ができる一方で何の証拠も掴むことができず、破綻してしまいました。さらに、旦那さんの浮気のせいで離婚したにもかかわらず慰謝料を請求することができませんでした。
この例の場合、証拠を手に入れてから問い詰めれば良かったのですが、きっと旦那さんは完璧に証拠隠滅を図ったのではないでしょうか。
思い込みから離婚へ
浮気なんて一切しておらず、単に仕事が忙しく残業や休日出勤が続いていた旦那さん。
奥さんが浮気を疑ってたまらず問い詰めたところ、家族のために一生懸命頑張っていた旦那さんは大きなショックを受け、奥さんへの信頼を完全に無くしてしまいました。
それだけでは済まず、旦那さんは精神的なダメージを受けたことで奥さんに離婚を突き付け、慰謝料まで請求してきました。
浮気の証拠の集め方

浮気の証拠さえあれば、浮気の事実を認めさせることもできますし、離婚になった時に裁判や慰謝料の請求、親権の獲得など有利な立場で話を進めることができます。では、どのようにして証拠を集めれば良いのでしょうか。
自身で証拠集めに奔走する
時間と労力は必要になりますが、コストはそれほどかからず証拠を集めることができます。まず行いたいのが、旦那さんの尾行です。浮気現場に遭遇したら、写真や動画にしっかり押さえます。ここで注意したいのが、絶対にバレないようにすることです。
バレてしまうとたちまちあなたの立場が悪くなり、夫婦関係も完全に終わってしまうかもしれませんし、旦那さんもより一層警戒を強めて証拠集めが難しくなることでしょう。その他、浮気の証拠が詰まった携帯電話チェックも忘れずに!通話履歴や写真、動画に怪しいものはないでしょうか?
財布の中にも、心当たりのないホテルやレストランなどのレシートなどが入っているかもしれません。最終手段は、車やバッグなどにGPSを忍ばせておく方法もあります。こちらは、浮気を自白させるのに有効な手段といえます。
プロである探偵に依頼する
コストはかかりますが、探偵に依頼するとほぼ確実に法的に有効となる証拠を集めてくれます。何といっても探偵に依頼するメリットといえば、訓練されていますから相手にバレずに調査してもらえることです。
自身で浮気現場を目の当たりにするのは精神的なダメージを受けることでしょう。そのようなことがないのもおすすめポイントです。
浮気の証拠として認められるものは?

浮気の証拠集めとはいっても、実際に法的に認められるものとそうじゃないものがあります。認められるものは、実際に肉体関係があったかなかったか(不貞行為があったか)が立証のポイントとなります。証拠集めを始める前に、きちんと把握しておきたいものです。
浮気の証拠として法的に認められないもの
・レストランで自分以外の異性と食事をしていた
・「好き」、「愛してる」などのメールのやり取り
・着信履歴やメールのやり取りなど
・ツーショット写真
・キスをしている写真
・デート中の写真
・浮気相手にGPSを仕掛けて入手するなど違法な証拠
浮気の証拠として法的に認められるもの
・不貞の事実を認めた発言を録音したもの
・肉体関係があると推測できる写真や動画
・ホテルに複数回浮気相手と出入りしている写真や動画
・ホテルに40分以上滞在していたとわかるもの
・性行為に及んでいる最中の写真
浮気の証拠を手に入れた後の対処法

いざ、浮気の証拠が手に入った後にあなたがすべきことをご紹介します。
話合いをする
話合いの場を設ける場合にまず安心して頂きたいのが、あなたは旦那さんの浮気の証拠をもっていますから、有利な立場にいるということです。旦那さんがいくら逆ギレしてこようと、浮気の事実を曲げることはできないのです。
あなたはあくまでも冷静に接して、相手のペースにもっていかれないようすることが大切です。あなたの態度次第でどれほど自分が悪いことをしたのかが伝わることでしょう。
有利な条件で離婚
離婚するしないにかかわらず、相手に慰謝料を請求することができます。ちなみに、慰謝料の一般的な相場は、同居を続ける場合だと50~100万円、別居することになった場合は100~200万円、離婚の場合は200~300万円ほど請求が可能です。
浮気の証拠さえあれば必ず慰謝料を受け取ることができますし、もちろん浮気相手にも請求できます。さらに、子どもの親権に関しても、あなたが獲得できる可能性が高く、養育費も納得がいく金額を請求することができることでしょう。このように、いずれの場合においても証拠があるかないかで大きく違ってきます。
離婚を回避
もしも旦那さんが浮気相手と一緒になりたいからと、あなたに平気で離婚を迫ってくることもあるかもしれません。そのような時に浮気の証拠さえあれば、『離婚届け不受理申出書』を提出することでそれを拒否することができます。
夫婦仲を取り戻したいと考える人は、ぜひこちらの方法があることを覚えておいて下さい。

浮気調査、不倫調査におすすめの探偵事務所をランキング形式で紹介しています。安い所で探すより、多少の費用は掛かっても調査能力が高く、信頼性が高い探偵事務所に依頼する事をおすすめします。